2024年1月7日(日)に開催された、
を走ってきました!
ハイテクハーフマラソンは、新年早々に荒川河川敷で開催されるハーフマラソン大会で、
なんと8,000人の参加があり、ハーフマラソンとしてはかなり人気のあるレースです。
私は去年もエントリーしていたのですが諸事情で行けず。リベンジとしてエントリーしていました。
今シーズンは10月に左腿裏故障からの金沢マラソンDNSから、ハイテクハーフに出走することを一つの目標として過ごしてきました。
なので今回、走ることが出来て本当に嬉しかったです!
そして、ハイテクハーフの名前はよく聞くけど
- 初の河川敷レース
- 初の真冬レース
- ハイテクハーフってどんな大会?どんな雰囲気なの?
と、行くまであまりイメージが湧かなかったので、
来年以降検討している方の参考になればと記憶のあるうちにレポを残します。
来年第25回から、「東京ニューイヤーハーフマラソン(仮)」となる為、「ハイテクハーフマラソン」としては今回が最後でした!
目次
ハイテクハーフマラソン基本情報
名称 | ハイテクハーフマラソン(2025から東京ニューイヤーハーフマラソン) |
会場 | 新荒川大橋野球場 |
アクセス | 赤羽駅から徒歩15分、赤羽岩渕駅から徒歩7分 |
コース | 新荒川大橋〜荒川河川敷沿い 彩湖近くの幸魂大橋の先で折り返しの往復コース |
スタート時刻 | 9時30分〜10分おきに第4ウェーブまで |
トイレ・更衣室 | 男女別であり |
荷物預かり | あり |
関門 | ハーフ折り返し地点11時15分 収容車あり |
給水 | 5km、8.5km、12.5km、15km、19km スポーツドリンクor水 補給食無し |
前日準備
去年の名古屋ウィメンズマラソンで股関節を大々的に痛めてから、夏〜秋はリハビリモードでお山などがメインで過ごし、
秋から頑張ろうというところで今度は左腿裏を故障しずっとまともにロードを走れていなかったので、
なんと2023年3月以来の10ヶ月ぶりのロードレース大会参加となりました。
それに加え年末に北海道旅行で凍結路面を派手に転びお尻を強打。(悶絶し1分間起き上がれなかった)
↓100%これ
尾てい骨を折ったと思うレベルでしたがなんとか骨は無事、だけど歩くのも痛い…何やってんの。涙(しかし骨が強いことが証明された)
そんな感じで数日前まで参加できるか分からなかったので、あまり準備に気持ちが向いておらず、前日やっとレース参加への実感が出てきた所でした。
久しぶりすぎて、何を用意していいんだっけ…?
ひとまずウェアを。
今回の気温の予報を見ると、スタートの9時台で10℃前後、その後13℃くらいまで上がる模様。
厄介そうなのが風で、北風3-5mとありました。
普段ジョグではなくゼエハア走る場合は10℃以上では半袖がベストな私なので、以下ウェアをチョイス
脚は不安があるのでカーフスリーブあり。
待機は寒いと思うので、アームカバー、ホッカイロ、ビニールレインウェア、薄手のパッカブルパーカを用意し現地で判断することにしました。
シューズはかなり悩み、
- クッション最高だけどペースは出ないasicsゲルキュムラス
- 省エネでどんどん進みクッションもあるけどちょっと硬いOnクラウドエクリプス
- 全てが程々で安定のNIKEペガサス40
尻もち打撲前はクラウドエクリプスを履くつもりでしたが、前日に履いて数百メートル確認すると最初から痛い…
とはいえキュムラスでハイテクをLSDモードなのは辛い…
ということでペガサスをチョイス。
しかしこれが失敗だったなーと後から反省。
↓履きたかったクラウドエクリプスはポンポン系で見た目がオシャレなシューズ!
次にアスリートビブスをウェアに付けるのと、計測チップがハイテクハーフはなんと紙。
これをシューズ紐にくるっとつけます。初めてのタイプでした、回収不要で、とっても良いですね。
私は当日朝に家を出る前にシューズにつけたのですが、会場で着替えたり結び直す時にやりにくい…と気づいたので、
レース前に準備万端状態で靴紐も結び終えてから付ける方がよいかもしれないです。(でもそうすると忘れそう、悩ましい)
レース当日〜会場まで
会場は8時にオープン、私のスタートは第3ウェーブで9時50分です。
私はラン中は暑がりなんですが待機の寒さは苦手で、長い時間、寒く強風の中待つのは嫌だったので、ウェアはほとんど下に着た状態で、8時半に会場に着くよう家を出発。
…のはずが、バタバタし予定より10分押し。それでも8時半過ぎに会場着予定でした。
埼京線で赤羽駅へ。池袋〜赤羽間、私の乗っていた車両はランナー数人だけで、シューズは
ホカ、ナイキ、アシックス、ナイキ、ナイキ、アシックスでした(ここにOnを入れ込みたかった)
赤羽駅をおり東口から出ると、すでにランナーの流れができているので付いていきます。
以前隣の十条に住んでいたので赤羽懐かしい。
下町感ある商店街を通り過ぎ、大通り沿いから荒川方面へ。
ここから新荒川大橋を渡る手前の信号から、ランナーの大渋滞が。整備員もいました。
この先の橋の歩道が狭い為、手前の信号でかなり詰まってしまい、ぴったり止まってしまう状態。
ここまでの混雑は想定してなかった…ここでかなり足止めを喰らい、橋を渡ってやっと会場についたのが9時前くらいでした。
赤羽駅から会場まで30分近くかかったので、赤羽駅から向かう方は特にこの時間帯余裕をもって行かれるのが良いと思います!
そんなこんなで会場到着。イベントブースなどもあり盛り上がっていて、人もすごい!久しぶりのレースの雰囲気にワクワクしました!
子供が遊べるブースも。家族で応援に来る方に嬉しいですね!
レッドブルを配っていたので、時間が押していたのに並ぶ私。
綺麗なお姉さんに、「全力出し切って頑張ってください!!」と言ってもらえてキュンとなりました。
とにかく会場の人が凄い!
知り合いを見つけたいと思うも、早々に断念し、更衣室探し。
線路近くの会場奥のほうに、男女別で更衣室があります。
↓赤テントが女子、青テントが男子更衣室。
思ったより大きかったのでホッとしました。
入ると、混んではいましたが奥の方はスペースがあり、着替えやジェルなどの用意をしました。
荷物を預け袋に入れて、荷物預けへ。
更衣室のすぐ近く、高架線下にナンバー別にトラックがあり、そちらに持っていきます。
荷物をあずけ、お手洗いに並ぶ。
この時点で9時15分くらい。第一ウェーブはもうかなりの人数並んでいるのが見えました。
トイレは、
- 男性用
- 男女兼用
- 女性専用
の3箇所があり、私は女性専用に並びました。
↓女性専用はこれ。20基くらいでしょうか(写真は完走後に撮影)
私が並んだときはこのコーンから列が出るくらい並んでいて、とはいえさすがに9時50分スタートには間に合うだろうと考える(最後尾で良いと思っていたので)
それが思った以上に全然進まず、9時30分になり第一ウェーブがスタートし、第二ウェーブが並び始める。
まだ2列くらいある状態で係の人が、第三ウェーブの人を優先的に通してくださいと言い始める。
さすがに申し訳ないだろそれは、と思いましたが、最前列の横からどんどん第3ウェーブの人が入ってきて、本来の列が進まなくなってしまったので、申し訳ないのですが先に私も行かせてもらうことに。
ちょっとこの人数の規模にしてはトイレが少なかったかなーと感じました。
ちなみに男性専用はこちらの奥、男女兼用は写真左です↓
お手洗いを済ませ第三ウェーブ待機群に並んだのが第二ウェーブスタートくらいだったかな?
かなり人が多くてもう誰かを見つけるとかそういう状況ではなかった…
この時点で私はアームカバー、ホッカイロをもって寒さ対策。
アウターやビニールカッパは会場の日向が思った以上に暖かかったので無しにしました。
少しキョロキョロしてみると、数メートル先にイケオジTのtetさん発見!会話は届かないけど、おーいと手を振る。知人を見つけられ嬉しい。
さらに見渡してみるとriver nexusの赤Tでたぶんあやねえ!?という方がいたのですが遠くて、その後ブロックが前進したら見当たらなくなってしまった〜残念。(白キャップでしたよね?)
第三ウェーブもスタートの方へ前進。スタート前はこんな感じでした
レースって感じ!ひとまず折り返し地点までは頑張ろう。やばい痛みが出たら潔く収容車!
そんな気持ちでスタートしました。
レース内容
まずコースはこの高架下手前からスタートして、ずっと荒川沿いを埼玉の彩湖近くまで走り折り返します。
スタート直後は応援がすごくて、いろんなランニングチームの旗もあちこちに。盛り上がりが楽しいです!
スタートすぐでお世話になっているカイロの先生を発見👋数日前にお尻打撲のずれを治してもらい、無事スタートに立てましたー!
ひとまず痛まないギリギリペースを模索していると、後ろから
「はこさん!」
ご近所ランナーさんのアップルゴーヤさんが見つけて声をかけてくださいました!がんばりましょ〜いってらっしゃい!と颯爽と走っていくのを見送る。
その後、以前富士山マラソンでご一緒したじゅんべぇ。さんと、ゆりまる。さんがビールとハッピーで応援してくださっているのを発見し手を振る。めっちゃ目立ってて可愛かったです。
今回自身の目標は、怪我を悪化させないことが大前提で
- 松:2時間切り
- 竹:キロ6分で巡航
- 梅:ジョグで完走
こんな感じのつもりでした。
エントリー時は自己ベストを目指していたので、ブロックとしては場違いでどんどん抜かされていきます。
1kmくらい走って、たぶん走り続けられるかなと判断したペースが5’50″前後。
後半にスイッチが入ってペースアップ出来たら理想かなー。
そんな感じで第三ウェーブ末尾で走りました。
ガーミンのコンディションはマイナス1。レース時はいつもマイナスなのでもう気にしません。泣
数キロたってお腹が熱い…あ、ホッカイロ持ってたんだった!
捨てる場所がなく暑くなってきた。このあとやり場所に困り、ポケットに入れて最初の給水所で捨てました。スタート前に捨てるべきでした〜
アームカバーも数キロで外し、ウエストのポケットへ。
5kmくらいまでで、2回くらい鼻を噛む。呼吸が苦しい。
私は元々鼻炎で冬場は寒暖差もあり悪化しやすく、もちろん強めの薬を飲んでいましたが、今日は特にひどい!🤧
そこで気づきました、
草刈りされた河川敷&強風で舞う砂埃
鼻炎持ちには厳しいコンディションでした〜花粉やハウスダスト系のアレルギー持ちの方は要注意です。
ちょっと今回の件で、鼻炎のレーザー治療をしようかなと本気で考えてます。(昔一回やったのですが、5年くらいは効果があったような気がする。)
結構序盤からしんどいと思いながら、徐々に第一ウェーブの方たちがスライドし始める
もう15kmとか走っているのか〜凄いなーと思いつつ、こちらは淡々と。
景色はこんな感じ
ずっとずっとこんな感じ。
よく聞く荒川の強風ですが、結構強かったと思いますが、進まない!というほどではなかったです。ある程度想定もしていたからかな?
何箇所か少年たちが野球しているエリアがありました。というか野球場めっちゃ多くない?
などなどぼんやり考えながら走っていると、折り返し地点が近くなってきました。
↓見えてる橋が幸魂大橋で、奥にあるのが水門です。
このときは水門で折り返すんだと思っていました。なんだ〜意外ともうすぐ!
と思ったら、その後結構坂が続いていてショック受けました…
折り返し手前ら辺までずっと向い風で、やっぱり体感よりは進まなかったです。
この辺りはスライドが多いですが、人が多すぎて全然誰も見つけられませんでした〜
そしてかなり足が重く、体感ではキロ5’30″くらいで走ってる気がするのに6分近い
折り返し地点にはその先に収容車が待機していて、そのまま真っ直ぐそっちに行こうかと思いましたね。
でもせっかく折り返して追い風になるんだから!と残り半分へ。
するとあるあるですけど、追い風全然こない。笑
結構日も出て、風がないと暑く感じました。
この頃は付いていきやすい方を見つけては無心でついていく作戦をしていましたが、だんだんとなぜか右足裏の前の方が痺れるように痛くなってきました。
今までこんなところが痛くなったことはなかったですが、お尻を庇って筋肉をちゃんと使えずに足裏への衝撃が強かったんでしょうか?
そして走りながら序盤から感じてたけど
このペガサス、へたってて全然クッション無い!
硬いし反発も無いし、いいとこ無し。久しぶりのシューズは注意しないとダメですね〜
こんなに硬いなら、もっと進みやすいクラウドエクリプスにすればよかったと後悔。まあこれもレースの経験ですね。
残り6kmくらいのあたりが一番キツかったのですが、もう残り6kmも3kmも1kmもたぶん辛さ変わらないだろ、という気持ちで走り続けました。
足裏の痛みはゴール前には痺れるくらいに痛かったですが、なんとかかんとかゴール。
タイムとしては松と竹の間っていう感じでこの時の自分の全力を出せたと思います。
↓※タイムはしばらくガーミンを止め忘れてネット2時間2分23秒
ゴール後・アフター
走り終えてフラフラしながらメダルをもらい、完走賞を貰いにいくと、tetさんが見つけて声かけてくれました!
故障の脚同士で無事完走記念ツーショット。お互い本当によかったよかった〜
その後GMさん、AKI_RUNさんにもご挨拶させていただけました〜トレイルされるとの事で、どこかでご一緒できたら嬉しいな!
大会に出ると、いろんな繋がりでご縁が増えるのも嬉しいですね。
その後タオル、ポカリスエット、ランチパックをもらい着替え。
どこか近場でお風呂に入りたいな〜と調べたところ、臨時でやっているという銭湯が会場でも看板告知していました!
たぶんこちらのお玉湯だったかな?
公式Xでも、特別営業していると告知されていました。
行こうか悩みましたが、私はちょっと荷物も多かったので、地元に戻り大きめのスーパー銭湯でリカバリーしました。
今度荒川ランするときは、近辺にいくつか銭湯あるみたいなので行ってみたいです。
最近お酒を飲むとめっきり体調が悪いのですが、久々ハーフのお祝いに一杯だけ。
ハイテクハーフマラソンまとめ
ランを始めてからよくレースの名前は見かけて、ハイテクハーフって何なの…?と思ってから約3年、やっと走れました。
感想をまとめると、
- 折り返し地点以外はフラットでタイムが出やすいコース
- 河川敷で開放感ある
- 都内アクセスが良く参加しやすい
- 家族でも行きやすいイベントブースが充実
- 大学駅伝選手などゲストが豪華
- スライドできる、ただし秒で過ぎる
- ウェーブが第四まで分かれていて、グロスで好タイムを出しやすい
- 年末年始に食べすぎないようにしなきゃという抑止力にほんの少しだけなる
- 荷物預け、更衣室、トイレなどしっかり用意されている
- 会場までの道がかなり混雑する
- 女子トイレはやや足りない印象
- スタートブロックで並ぶときがイマイチ分かりにくい
- 河川敷のため強風
- 時々現れる橋と線路以外景色が変わらない
- 晴れてると花粉と埃が凄いので鼻炎や喘息の方は注意
- 第四ウェーブスタートから折り返し関門までは75分とやや厳しめ
全体としては運営がしっかりしていて、やっぱり人気なのが良くわかるレースでした!
自分自身にとっても、初めての真冬レース、そして本命フルに向けて必要な事など、色んな気づきがあって良い経験になりました。
ハイテクハーフという珍しい名前の大会のうちに走れてよかったです!
最後まで読んで頂きありがとうございました。