【奥穂高岳・ソロ登山②】2日目。涸沢→ザイテングラート→穂高岳山荘→奥穂高岳山頂

初日に上高地から涸沢まで上り涸沢ヒュッテ泊し、翌日2日目登山のレポートです。

↓初日レポはこちら

山小屋滞在については別途で詳しく書こうと思うので、ひとまず登山レビューを書いていきます〜

2日目登山計画

宿泊した涸沢ヒュッテ2,200mを出発、ザイテングラートを経て穂高岳山荘へ。

そこから奥穂高山頂→上高地まで当日中に下山というプラン。

モルゲンロート

涸沢カールは朝日に照らされ四方の穂高連峰が赤く染まる、

モルゲンロート

という朝焼け現象があります。

登山準備を終えてこの時期のモルゲンの時間である5時ごろテラスに待機。

晴天なので出ると思っていたけど、待てども赤くならず…この日は出なかったようです。残念!

赤くはないけど朝日に照らされる穂高連峰は美しかった。

そしてこれからあの山頂を目指します。

涸沢→ザイテングラート取付

ヒュッテからそのまま出発。今回、朝食・お弁当はつけませんでした。

事前に持ってきたパンを一つと、お菓子一つを朝一に食べました。

涸沢ヒュッテは非常に居心地の良い山小屋でしたが、疲労困憊だったのに翌日登山の不安と緊張のせいか昨晩はほとんど眠れず。。

ガーミンによれば睡眠時間は3時間。トレーニングレディネスは1😂

歩いていて体調がしんどい感じや、脚に違和感出た場合は潔く引き返すつもりで出発しました。

涸沢テント場の真ん中を通過して、奥にある涸沢小屋まで。

そのまま小屋の奥にある奥穂高への登山道に入ります。

しばらくは木々の中の岩場を登っていく。

ここで、後ろから朝日が!

無風晴天、かなり暑い。アームカバーすら暑い〜

日が出てみなさん、上着を脱いだり調整していました。

しばらく進むと森林限界で、木々がなくなり、一面に広がるゴーロ帯へ。(写真は下り時に撮ったもの)

ここは正直メインルートかわかりにくいところもあって、ちょっとルートを外れると浮石も多数。

足下ばかりを見て進んでいると、気がつくとあれ?っていう事になりがちでした。目印をよく探して慎重に。

そして徐々に見えてきた、穂高山荘へ続くザイテングラート(急峻な岩尾根)です。

ザイテン取付から振り返ったところ↓

ここで多くの方が準備を整えているんですが、中々出発しない人が多いです。みんな憂鬱なのかなw

ここまで私自身は、思ってたより体調は悪くなく、脚も痛みや違和感なく来れました。(寝不足のフラつきなどが心配でしたがここまで大丈夫)

難所の鎖場などは見えませんが、見上げる範囲では登れそう。

ここから穂高山荘までのルートタイムは1時間10分。それなりに距離もあるので補給もしっかりして、靴紐も結び直し、心を決めて行ってみることにしました!

ザイテングラート→穂高岳山荘

スタート地点から見上げるとこんな感じ。写真ではいまいち良く分からないと思いますが…

写真の中腹くらいに「ザイテン↑」の文字が岩に書いてあり、そこからスタート。

傾斜が急というか縦になり、普通に歩く登山ではなく岩登りのような感じになります。

(この先余裕がないのでほぼ写真なし。気になるかたはyoutubeでザイテングラートで検索してみてください)

三点支持を意識して、登っていく。

この辺は、ちょっと違うとは思いますが谷川岳の傾斜が急なエリアを思い出しました。

左右にハイマツが結構あるのと、痩せ尾根では無く幅はあるので、高度感はあまり無かったです。

緊張感出るのは、岩場を横から巻いて登る箇所。

まずは鎖。ここは鎖を使うよりしっかり確認しながら岩を掴む方が良かった。

次に梯子がありましたが、ここはゆっくり進めば問題は無い感じ。

個人的には足場が薄い?鎖場(右から巻いて登る箇所)が怖かったです。

距離は短いですがほぼ垂直くらいに切り立っており、うっかり足を踏み外すと滑落してしまう場所なので、ゆっくり慎重に進みました。

無事超えてからは、少し一安心…

そこからは急な岩場ではありますが大きな難所はありません。

ただ引き続き傾斜はあって、岩も乾燥しているので滑りやすく、転倒が危ないので一歩ずつ慎重に。

難所を過ぎてやっと撮った途中の写真

真ん中の岩にホタカ小ヤ20分の文字↓

難所を超えて、少しだけ、お花の写真を撮る心の余裕が生まれました。

そして涸沢から2時間15分ほどで穂高山荘に到着ー!

ひとまずザイテングラートを乗り切れて嬉しいと共に、あそこを下りられるだろうかという不安が過ぎりましたが、今はとにかく山頂のことを考えて下りについてはまたその時に考えよう!

穂高山荘前からの景色も絶景。気持ちの良い山晴れ〜☀️

この先も梯子など難所があるので、スタミナつける為、穂高山荘で補給を。

おしるこ〜!めちゃくちゃ美味しかったです。

この高地でおしるこを決められたのはスイーツランナーとして満足

そしてこれのおかげで奥穂高山頂までのピストンで体力と気力をしっかり保てました。緊張感の続く登山はとにかくエネルギー切れが危ないと思うので、今回特に気を付けました。

100周年てぬぐい欲しかったのですが、売り切れ〜

代わりにバンダナとピンバッジをゲット!

穂高山荘、なんと電子マネー使えました〜便利すぎます!

山小屋のすぐ横からそびえる奥穂高岳への登り(逆光でわかりにくいですが左から右側に登山者が沢山、岩伝いに登っているの見えますか?)

ピークはこの写真よりもっと奥。

ここから山頂までのコースタイムは50分。

水分補給やウェア、シューズ等確認して20分ほどの休憩後、奥穂高岳山頂に出発しました。

穂高岳山荘→奥穂高岳山頂

ここから山頂までも、ほぼ写真がありません😂

穂高山荘から進むとすぐに急な登りとなり、難所はすぐやってきます。

少し登ると長めの垂直梯子×2。ここは高度感が強いので高所恐怖症の人は怖いと思う。

しかも私の時は梯子と梯子の間の足場の狭い岩場で登りと下りのすれ違いが発生、数分間そこで待機させられたのがちょっと怖かったw

ただ、私はこの梯子よりも、そのあとの鎖場が、足場がほぼ無いので怖かったです。

岩をつかみながら横切るのですが、足場が数十センチほぼ無くて、穂高山荘が真下によく見える…

↓該当箇所を上から撮った写真(右側、岩に○が書いてあるところ)

ここをよいしょ!と少し大股にまたいで行かないといけません。

ここは結構身長差で難易度が変わるように思いました。

やっぱり女性の方が手が届く範囲も狭いし、歩幅も小さいので頑張らないといけなく、苦戦している方が多かったです。(そして下りの際に登り団体が来てすれ違いに待機、ここで20分くらい梯子待ちしました)

これで難所は通過、あとはそこそこの岩場登り。少しずつ景色がひらけてきます!

素晴らしい景色が広がってきたー!

そして右側に縞模様の異様な雰囲気の山が。

これが…ジャンダルムか!よーくみると山頂に人が写ってます。

私もいつかあの山頂に…とは、1ミリも思いませんでした。続く尾根もとんでも無いし、絶対に行きたく無いw

そして奥穂高山頂みえてきましたー!

大行列!

私がついた時点で、20人くらいだったかなあ。

苦難乗り越えせっかくきたので、並びます。

写真は並んでいる列の前後の人同士で撮っていくのですが、ザイテンからずっと同じあたりを登っていたおじさんと前後になったので並びながら少し談笑。

待つ事30分、やっと山頂によじ登る。

何気にここもほぼ垂直で結構登るの大変!(しかも並んでいる人がみんな見てる)

奥穂高岳 登頂!

その後、槍が綺麗に見えて、今度は私が写真をとったグループの方に槍ヶ岳背景にも撮ってもらいました!

この時は山頂で嬉しくて頭が回らなかったのですが、前穂高に続く吊り尾根も写真に撮っておけば良かった…

しばらく絶景を堪能し、さあここからが本番!?の下山に出発します。まだ気は抜けない。

続きます〜

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