2023年6月3日(土)に開催された、
のロング20kmでトレランレースデビューしたブログです。
こちらは後編です、前半の現地入り〜4キロ地点までのレポはこちら↓
目次
4キロ地点登り〜瑪瑙山山頂(5km)
現在4キロ地点、2回の急登を超えて3回目の急登〜瑪瑙山ピークに向かうところです。
登りってものすごいエネルギーを消費するなと痛感。
私はここまでで既に、
- アミノバイタル パーフェクトエネルギー(ゼリーのやつ)
- プルーン、塩タブレット、チョコ
- ウィンゾーン エナジージェル1個
などをちまちま食べてます。
後ろはこんな様子。
この登り中に心拍見たときは170くらいでした。
かなりきてるな〜と思いながら、フルマラソン後半で会得した無の心で登ります。
と、
「はこさん」
おお、ジョリさん!山中でお会いできるとは〜!しかしゼエハア余裕がない私。
ジョリさんは結構後ろから渋滞にハマっていたようですが、しんどい言いながらどんどんランナーを抜いて行きました。
ピークはまだなの〜(心の声)
登りでは腿裏を意識しました。あと姿勢が悪くなりがちなので、なるべく意識して。
しばらくするとスタッフさんが立っていて、「もうすぐ山頂ですよ!」
左に曲がって木の階段?を登ると細いトラック。
すぐ先、山頂ついたー!⛰
5人くらいが山頂撮影で並んでいました。後ろから来た人たちは半分以上は山頂通過して進んでいきます。
悩んだけどやっぱり山頂標識の写真は必須でしょう!と思い並びました。
3分くらいロスして、背景は真っ白ですが、満足です!
このときはまだ靴下が汚れていないのでかなり綺麗。
泥んこ度:⭐️
瑪瑙山下り〜第1エイド(7km)
さぁ下りです。やっと走れます!
ただしせまいトラックなのと脚が結構きている状態なのできつい。
景観が良いのだけど、足場が悪いのと止まるのもキツくて泣く泣くスルー。
狭いトラックから広いゲレンデに出ました。ここがすごい傾斜の下り!
↓公式でこう紹介されているココです
たぶんヒャッホーで下りるべきなんでしょうが、私は怖くてそれができず。
自分に近いペースで下るおじさんについて行ったけど、何度か転びそうになってて危ないので抜く。
すると横から「やばいやばいー!」と言いながらジョリさんが駆け下りて行きました(写真を撮っててピークのどこかで私が抜いた模様)
山適正おありだと思います。野沢温泉頑張ってください!
約2キロくらいの下り、ヤビツ峠走の下りを思い出しながら走りました。
あのときのほうがよほどスピードが出ていたし距離が長かったし、乗り切れるって思えたので経験しておいて本当によかったです。
一気に400mくらいの標高を下りきって無事、7kmエイドに到着!
ここで初ソフトカップ給水。
結局、今回は折りたたんでマルチポケットに入れていました。
問題なかったけど、転んで、入れてた場所が泥んこになったら危なかったw
お水を入れて飲みました、普通に使いやすかったです!
1杯分の水を飲み、バナナ、チョコを1つ食べ1つポケットにイン。
ここから先は森林の中に入って行きます。
第1エイド〜14km(スタート地点・第2エイド)
エイドから先、割と急な下りなのですが森の中に入って行き、ここからがハードモード。
木の根・泥・沢の水
が全部ぐっちゃぐちゃになっててまともに足を置く場所がない!
トレイルコース上が沢になっていて泥水が流れています。
あっという間に靴全体が沼ズボ。
これが本格的なぐちゃぐちゃトレイルかぁ〜
そう思いつつ、滑りそうなのをどうにかバランスとりつつ進む。
前の方が滑ってお尻ついて転ぶのが見えた。怪我はなさそう。
次は後ろでウワァーと声が。
どうにかこなして進むも、疲れてきた。まだ8キロ…
- 脚はパンパン
- 滑りそうで力んで疲れる
- ずっとどこを踏むか考えているから目も頭も疲れる。
まだ20キロの半分も来てない。
何でショートにしなかったんだろう?
とここで強く後悔。
振り返るとこの辺りが今回のレースで一番しんどかったですね。
気持ち切り替えのためにも、エネルギー補給しよう!と、さっきもらったチョコ取り出そうとした時、
左足がズルっ
そのまま左のお尻、肩まで泥沼IN
ハイ!左半身が泥んこになりました。
後ろの方から
「大丈夫ですか?ここ、ヤバイですよねえ〜」
と声をかけていただくw
ここでチョコを出すべきじゃなかったぁ!
泥んこ度:⭐️⭐️⭐️
その後綺麗な沢を渡り、靴が綺麗に洗われる。
その後また泥沼ズブってどろどろ。
そんなのを繰り返しながら進むと一旦下りに。
ここは木の根が多くて、傾斜もあって私はきつかったですが周りは飛ばしてました。結構抜かれたと思います。
やっぱり下りが苦手なんだなとハッキリ認識。
この辺りでは、あまり何キロとか見てなくてひたすら必死に進むのをこなしていました。
分岐で鳥居があり、その先がズブ沼が激しく、足首まではもはや平気でべちゃべちゃ進む。
このあたり大分ランナーはバラけて来ました。
自分で判断して踏む場所を探して進んでいたら、
ズボッ
今度は右足が膝まで沈む〜ズブズブと!
なんとか即座に足を抜く。
靴が脱げなくて良かった😂
これで両脚しっかり泥まみれ完成しました。
泥んこ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
12キロあたりで、戸隠トレイルの売りの一つである小川沿いを走れる綺麗な小径に。
ただここでショートのランナーとタイミングがかぶり、急にすごい人数で混雑w
前も後ろもランナーがいるのでそのペースに合わせてただ走る。キロ6くらいだったかな?
キラキラしててすごく気持ち良い道なんですけど、なんか混んでるな〜って思いながら終わりましたw
その後一旦ゲレンデに出て、緩く登ったり、下りたりします。
ここからの景観は良かった〜!!疲れてたけど気持ち良い!
少し森林の中を進み抜けると、スタートの戸隠スキー場に戻ってきました、第二エイドです!
↓第二エイドはこんな感じ。公式サイト写真より。
ここではソフトカップにコーラを少しだけもらいました。美味しかったなぁ
再びバナナ、チョコを食べて、もう一度最初と同じ登山口から入り残り6キロです。
やっと少し先が見えてきたー!
第2エイド〜ゴール(20km)まで
再び通る登山口からのコースはロング、ショートのランナーが踏み潰した後で更なるグチャグチャになっています。
粘土みたいにまとわりつくので足が重い。
分岐まで行き、最初は右だったところを左へ。
ここは最後の下りですよ〜と分岐にいるスタッフさんから!みなさん走り始めるけど私は滑るの怖くてノロノロ。
ここでも一度まあまあ転び膝をついたり。泥んこ具合はもう変化無いですけど。笑
マシなところだけ頑張って走ってると、右の足裏に異物感、さっき転んだ時に何か入った模様。
痛くないんだけど、
まさか…ヒルじゃないよね?😭😭
と考え出したら怖くて頭がいっぱいに。
スタート前ジョリさんにひるさがりジョニー借りたけど、どう考えてももう流れ落ちてるし。
でも今靴を脱いで本当にヒルがいてもパニックだし、ザックから塩を出すのも一苦労、それまで正気を保てない、引っこ抜くのも無理…
ならもう無視してゴールまで行った方がマシ!?
など悶々と2キロくらい考えながら走ってたら違和感が消えたのでもうひとまずゴールまで行くことに。(結果ヒルは居なかったw)
下り切ってキャンプ場に出る。一瞬ロードへ。
このコースで唯一の数百メートルのロード!
ロードランナーの根性〜!と思って頑張って走り、数人抜く。
ここからはおりてきた分を残り3キロくらいかけて緩やかに上り。
途中に念仏池というスポットがあったけど余裕なくてスルー
傾斜はそこまででも無いのだけど、やはり足元は悪くなかなか走れない。
いや、走れるかな〜という感じになってもわずかな傾斜でも脚がつらくて歩きたい。。
あと1キロくらいになって、道もマシなところでやっと、ゆる〜く走る。
森を抜けもうすぐゴール!?と進むとまさかのロードで超急坂。ヤビツ峠の上り坂みたい。ここでこれはドS!
そこを超えてラストダッシュ〜
無事ゴール!
ゴールしてすぐのテントでゼッケンNo.をいうとすぐに完走証を出してもらえました。直後で貰えるのは初めてだったので嬉しい!
部門別で50人中11位と思った以上の順位でビックリ!嬉しかったです!
↓Garminは10分止め忘れ。
ゴール後が過酷。冷水で泥脚洗い・着替え・宿泊先まで再び坂道ピストンなど
無事泥んこデビューした脚↓(乾いて綺麗になってる)
このまま更衣室には行けないので、靴含め洗うのですが…
水洗い場が長蛇の列。
しかも、このとき時間は16時半、日が傾いてきて日陰、風も出てきて寒い寒い!
レース中は使わなかったレインウェアをここで着ました…
めちゃくちゃ寒いのに、山の超冷水で靴、靴下、ゲイターを脱いで洗います😭
トレイルって過酷だな…
って心から思いました。。
ロードのレースって駅から近いしすぐ着替えられるし至れり尽くせりだなぁなんて思ったりしました。
どうにか最低限落としたら汚れ物をビニール袋に入れて、荷物を受け取り更衣室へ。部屋は暖かかった…!
最低限着替え、後泊プランだったのでホテルまで移動するのですが
私のホテルまで急な坂を徒歩10分…(ホテル付きプランはホテルを自分で選べない)
18時半〜公式のアフターパーティがあったので、大急ぎでホテルに行きお風呂に入り、着替えてまた1キロくらい急勾配を登って会場に戻りました。
レース終わってからもこんなに登り下りさせられるとは思わなかった…
戸隠マウンテントレイル感想まとめ
初めてのトレランレース、無事スタートに立てて怪我なく完走できたことは本当に嬉しいです。
ただね、スタート前にMCの方がおっしゃってたんですよ。
「初レースの方、出し切っちゃだめですよー!楽しく終わって来年も走って下さいね〜!」
私、完全に出し切ってしまいました!辛かったですw
個人的な感想・反省点は以下。
- ウェアのチョイスは良かった。ただしお尻まで沼ったらやばかった
- レース前にもう少し食べないと持たない。ただし満腹だとすぐお腹痛くなる、マラソンと同じ問題
- 補給はペースが遅いのでマラソンよりもう少し固形があっても大丈夫、むしろ力が出る
- 下りがヒャッホーできない、怖い。リスクを思うとやりたいと思えない
- ロードより頭と目が疲れる。
戸隠マウンテントレイルのレースに関しては、
- 公共交通機関でも行ける
- 標高が高く景観が素晴らしい
- 距離がロングで20キロと初心者もチャレンジしやすい
- 地元の方の参加・応援も大きく、雰囲気の良い大会だった
- コースは序盤の瑪瑙山登り以外は基本的に走りやすいと思う
- 午後スタートで当日入りできるのは良いが、山なので午後はガスりがち。
- 後泊ツアーは色々ゆるい。ので車がある人は自分で手配するのがおすすめ
こんな感じです。
特に、ロードと違って
常にどこを走れば良いか、足を置けばいいかトレイルを見て判断しながら走る(かつレースでそれを最速でやろうとする)
これが私にとって結構しんどかったです。(トレイル好きな方はこれが攻略しがいがあるとおっしゃいますね)
ロードって自動運転モードで、無心でぼーっとする時間ありますよね、私はあの時間で回復をはかっているのかもw
単純にまだ、トレランレースを楽しめる脚とスキルが足りなかったです。
そんなわけで今のところ、
もうトレランはもういいや…
と、めげた気持ちになっているのですが、せっかくデビューしたのに寂しい気もするので、ちょっとコンディション良い時に一度、楽しい山にでも行ってこようかな〜と思います。
戸隠マウンテントレイル、思い出深いデビューレースとなりました、楽しかったです!
少しでもトレイルの雰囲気伝わったら幸いです。